40歳からのはじめる「骨盤ケア」〜骨盤後傾〜

骨盤には「前傾」「中立」「後傾」と３つのポジションがあります。

骨盤が後側に引っ張られていて、腰が丸くなってしまった状態です。猫背と言われる姿勢は、骨盤の後傾傾向のひとつです。

骨盤が後傾の状態が長時間続くと、腰痛の原因のみならずストレートネックや肩こり・首の痛みにもつながります。骨盤が後傾すると、重心が後ろになります。後ろ重心のバランスを取るために背中が丸くなり、猫背になり、あごが前に出た状態になり、ストレートネックの原因を引きおこします。

椅子やソファーに浅く座って、背もたれに寄りかかっていたり、パソコンやスマホを見る距離感で背中が丸くなる。また、立っていても脱力していてお腹の力が抜けている状態だと後傾になりやすいです。

骨盤周辺の筋肉が硬くなることで後傾が起きるので、正しい位置に戻すためには、太もも裏の筋肉・お尻の筋肉（梨状筋）をストレッチさせて緩めていきましょう。

習慣で骨盤後傾になっていたり、セルフケアで改善がみられない方は、骨盤調整で正しい骨盤の位置へ戻していきましょう。定期的なケアは、後傾姿勢によるストレートネックの予防のみならず、身体のゆがみが少なくしバランスが取れることで全身の不調予防や改善にもつながります。